QT/QTc試験(海外データ)1)

イセルティ®のFridericia補正法を用いて補正されたQT間隔(QTcF)への影響をQT/QTc評価試験で評価した。健康成人女性にイセルティ®の臨床用量(200mg)及び臨床用量を大幅に超える用量(700mg)を単回経口投与したとき、ΔΔQTcF(ベースラインからの変化量のプラセボとの差)の平均値の両側90%CIの上限は、投与後3時間の1時点で、それぞれ10.23msec及び11.81msecであった。
両側90%CIの上限が10msecを上回ったことから、QT間隔延長作用が示唆された。

†:承認外用量

試験概要

目的
臨床用量及び臨床用量を大幅に超える用量のイセルティ®を単回経口投与したときのFridericiaの計算式を用いて補正したQT間隔(QTcF)に及ぼす影響を評価する。
試験デザイン
プラセボ及び実薬対照4期クロスオーバー試験
対象
健康成人女性48例
方法

本試験は、それぞれ約2日間の4期で構成され、無作為化スキームに従って被験者に治験薬を単回経口投与した。各期の投与の間には7日間以上のwashout期間を設けた。

  • 1期(臨床用量を大幅に超える用量):イセルティ®700mg及びモキシフロキサシンプラセボ
  • 2期(臨床用量):イセルティ®200mg及びモキシフロキサシンプラセボ
  • 3期(プラセボ対照):イセルティ®プラセボ及びモキシフロキサシンプラセボ
  • 4期(陽性対照):イセルティ®プラセボ及びモキシフロキサシン400mg
評価項目

心臓力学:心電図の解析のために以下の心電図パラメータを収集した。

  • HR、RR、PR、QRS、QT、QTcF
解析計画
Fridericiaの補正式を用いて心拍数によりQTを補正した。心電図パラメータは、各時点で3回記録された。心電図の3回の測定値の平均値及びベースラインからの変化量を示した。ベースライン以降の各時点のdQTcFの解析には、4期クロスオーバーデザインに適した共分散分析を用いた。各心電図パラメータ及びヒステリシス評価(Umax)のカテゴリカル解析を実施した。

1)社内資料(承認時評価資料):QT/QTc試験(CTD2.7.6.11)

  • 6. 用法及び用量通常、成人にはリンザゴリクスとして200mgを1日1回経口投与する。なお、初回投与は月経周期1~5日目に行う。
  • 9. 特定の背景を有する患者に関する注意(抜粋)
  • 9.1 合併症・既往歴等のある患者
  • 9.1.1 QT間隔延長のおそれ又はその既往歴のある患者QT間隔延長が起こるおそれがある。[17.3.1参照]
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