日常診療におけるIBD診断のコツ
IBD をご専門としない一般診療の先生方や実地医家の先生方がIBDを日常診療で診るためのポイントを、シリーズでご紹介します。IBD診療のエキスパートによる監修で、各回コンパクトにチェック頂ける記事コンテンツです。
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6.外来管理(治療、フォローアップ)
監修医師:猿田 雅之先生 東京慈恵会医科大学 消化器・肝臓内科 主任教授
重症度分類で軽症に入る患者は、基本的に外来診療で対処可能である。近年、外来で使用できる治療薬が増え、外来で対処可能なことが多い。また、IBDは再燃寛解を繰り返す可能性が高く、発症後25年間再燃なく経過する初回発作型のUC患者はわずか約10%であり、CDにおいては7割の患者で1回は手術を経験する可能性がある1)。そのため、フォローアップにおいて腹痛や排便回数、血便回数、腸管合併症の有無を聴取してスコアリングし数値化することで、客観的に患者の病状の活動性を評価し、悪化時は早い段階での追加治療介入が重要である。今回のパート6では、UCとCDの外来治療、フォローアップおよび専門医への紹介を考慮すべきタイミング、症状・病態、定期的な内視鏡フォローアップのための紹介の重要性について概説する。
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5.外来管理(重症度の見極め)
監修医師:猿田 雅之先生 東京慈恵会医科大学 消化器・肝臓内科 主任教授
IBD患者では、寛解期や活動期でも重症度の軽いものについては主に外来診療で治療と経過観察が行われ、中等症や重症では入院治療が検討される。重症度分類は、どれだけ活動性があるかをみるだけではなく、治療選択の指標にもなりうる重要なものである。未診断のIBD患者は、症状があって受診しているケースが大半であり、活動期であることが多い。活動期と判断したら、重症度分類に必要な項目の情報を正確に聴取して判定し、内視鏡検査を行った場合は、臨床的な重症度に加え、内視鏡的な重症度も加味して評価する。診断前のIBD患者であれば、UCあるいはCDと仮定した場合どの程度の重症度かを把握するように努める。今回のパート5では、IBDの重症度を見極めるための重症度分類について概説する。






