サビーン調製時に推奨される輸液

血管痛を考慮して、サビーンは、
希釈後のpHが高い乳酸リンゲル液で希釈することを推奨します。

輸液との配合変化試験

                 
希釈液 乳酸リンゲル液
500mL
日局生理食塩液
500mL
5%ブドウ糖注射液
500mL
本剤1V 4V 1V 4V 1V 4V
pH4.45 3.56 2.60 2.21 2.55 2.15
浸透圧比0.88 0.84 0.99 0.95 N.T. N.T.

方法:サビーン®点滴静注用500mgを注射用水25mLに溶解し、輸液と配合した(配合直後の測定値)

V:バイアル

N.T.:測定せず

乳酸リンゲル液:ラクテック®注(大塚)

生理食塩液:大塚生食注(大塚)

5%ブドウ糖液:大塚糖液5%(大塚)

【参考】             輸液との配合変化試験(追補)

希釈液酢酸リンゲル液 500mL重炭酸リンゲル液 500mL乳酸リンゲル液
(糖加) 500mL
酢酸リンゲル液
(糖加) 500mL
酢酸リンゲル液
(糖加) 200mL
本剤1V 4V 1V 4V 1V 4V 1V 4V 4V
pH5.34 4.39 6.82 6.06 4.34 3.51 4.92 3.93 2.52
浸透圧比0.91 0.99 0.91 0.96 1.98 2.06 1.98 2.07 2.19

方法:サビーン®点滴静注用500mg1バイアル又は4バイアルを輸液で溶解した後、配合した。(配合直後の測定値)

V:バイアル

酢酸リンゲル液:ヴィーン®F輸液(興和)

重炭酸リンゲル液:ビカネイト®輸液(大塚)

乳酸リンゲル液(糖加):ラクテック®D輸液(大塚)

酢酸リンゲル液(糖加):ヴィーン®D輸液(興和)

※類縁物質が配合2時間後に規格外(本条件における規格適合時間は配合後100分)となった。

7. 用法及び用量に関連する注意
身長、体重より求めた体表面積より投与量を算出すること。

14. 適用上の注意(一部抜粋)

14.1 薬剤調製時の注意

14.1.2 本剤1バイアルあたり注射用水25mLを加え、20mg/mL溶液とした後、必要量を注射筒で抜き取り、速やかに500mLの日局生理食塩液、乳酸リンゲル液又は5%ブドウ糖注射液で希釈すること。

14.2 薬剤投与時の注意

14.2.3 調製した溶液は、投与する直前まで室温で管理し、調製後150分以内に投与を完了すること。


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