ガスコン錠・散・ドロップ内用液 Q&A
「Q&A」は、医療関係者の皆様に向けて作成しています。
本内容は、製品の適正使用に関する参考情報であり、すべてのケースに当てはまるものではありません。また、国内で承認された効能効果・用法用量の範囲外の情報を含む場合がありますが、当社として推奨するものではありません。製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認ください。
「Q&A」のご利用によって、生じた結果につきましては、責任を負いかねますのでご了承ください。
※許可なく複写、複製、転掲、改変等を行うことはご遠慮ください。
-
Q1.ガスコンドロップ内用液は胃腸管内のガスに起因する腹部症状の改善に使用できますか?
使用できます。
ガスコンドロップ内用液の効能又は効果は、以下のとおりです。<効能又は効果>
〇胃腸管内のガスに起因する腹部症状の改善
〇胃内視鏡検査時における胃内有泡性粘液の除去
〇腹部X線検査時における腸内ガスの駆除参考資料:
電子添文
〔2025年6月改訂〕-
Q2.ガスコンは妊婦に投与してもよいですか?
妊婦に対し、電子添文『9.特定の背景を有する患者に関する注意』の項にて、注意喚起はしていません。
妊婦への投与については、患者ごとに使用目的や病状などを鑑み、ご判断ください。<参考>
Wistar系雄性ラットにジメチルポリシロキサンを500mg/kg経口投与した場合、投与1~3時間後に肝臓中に痕跡量検出されたのみで血中及び他の臓器中には検出されませんでした。
参考資料:
電子添文
〔2025年6月改訂〕-
Q3.ガスコンは授乳婦に投与してもよいですか?
授乳婦に対し、電子添文『9.特定の背景を有する患者に関する注意』の項にて、注意喚起はしていません。
授乳婦への投与については、患者ごとに使用目的や病状などを鑑み、ご判断ください。<参考>
Wistar系雄性ラットにジメチルポリシロキサンを500mg/kg経口投与した場合、投与1~3時間後に肝臓中に痕跡量検出されたのみで、血中及び他の臓器中には検出されませんでした。参考資料:
電子添文
〔2025年6月改訂〕-
Q4.ガスコンは小児に投与してもよいですか?
小児に対し、電子添文『9.特定の背景を有する患者に関する注意』の項にて、注意喚起はしていません。
小児への投与については、患者ごとに使用目的や病状などを鑑み、ご判断ください。
なお、小児の投与量は設定されておりません。<参考>
Wistar系雄性ラットにジメチルポリシロキサンを500mg/kg経口投与した場合、投与1~3時間後に肝臓中に痕跡量検出されたのみで、血中及び他の臓器中には検出されませんでした。参考資料:
電子添文
〔2025年6月改訂〕-
Q5.ガスコンの副作用を教えてください。
ガスコンの副作用は、以下のとおりです。
これらの副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行ってください。
ガスコンの臨床試験で認められた副作用は、以下のとおりです。
<胃腸管内のガスに起因する腹部症状の改善>
〇国内比較臨床試験
腹部膨満感などの胃腸の不定愁訴を有する患者を対象に、ジメチルポリシロキサン錠240mg/日(1回80mgを1日3回)投与群57例とプラセボ投与群58例の二重盲検比較試験を行いました。
副作用発現割合は、ジメチルポリシロキサン群1.8%(1/57例)、プラセボ群3.5%(2/58例)でした。ジメチルポリシロキサン群で認められた副作用は、下痢1例でした。
その他の臨床試験における副作用は、電子添文【17.臨床成績】をご参照ください。参考資料:
電子添文
〔2025年6月作成〕-
Q6.ガスコンの作用機序について教えてください。
小さなガス気泡の表面張力を低下させることにより破裂させ、一つの遊離気体に合体させることにより、微量で強力な消泡作用を示します。
参考資料:
電子添文
〔2025年6月改訂〕-
Q7.ガスコンの製剤の安定性を教えてください。
ガスコンの安定性は、以下のとおりです。
参考資料:
電子添文
〔2025年6月作成〕