外国において、99mTc標識ブデソニドを軽症から中等症の活動期潰瘍性大腸炎患者12例に単回直腸内投与した時の腸内での到達範囲(平均値±標準偏差)は25.4±10.3cmであり、S状結腸の遠位半分には12例全例が到達し、近位半分には9例が到達した。下行結腸の遠位3分の1には7例が到達した。12例中5例はS状結腸より口側には到達しなかった。
対象: | 軽症から中等症の活動期の潰瘍性大腸炎患者12例 |
方法: | 排便後に99mTc標識ブデソニドブデノファルクフォーム(ブデソニド2mg/20mL)を単回直腸内投与し、γカメラによるシンチグラフィによって測定した。 |
安全性: | 有害事象は5/12例(42%)に16件みられました。本試験において重篤な有害事象はありませんでした。薬剤との因果関係はすべての有害事象が関連なしと判定されました。 |
利益相反: | 当研究はDr.Falk Pharma社の支援にて行われた。 |
1) Brunner M., et al. : Aliment Pharmacol Ther, 22, 463,2005より作表
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