カピステン筋注 Q&A
「Q&A」は、医療関係者の皆様に向けて作成しています。
本内容は、製品の適正使用に関する参考情報であり、すべてのケースに当てはまるものではありません。また、国内で承認された効能効果・用法用量の範囲外の情報を含む場合がありますが、当社として推奨するものではありません。製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認ください。
「Q&A」のご利用によって、生じた結果につきましては、責任を負いかねますのでご了承ください。
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Q1.カピステン筋注を肩に注射してもよいですか?
用法及び用量どおり、殿部筋肉内に注射をお願いいたします。
カピステン筋注を肩に注射した場合の有効性及び安全性は、確認されておりません。参考資料:
添付文書
〔2021年3月改訂〕-
Q2.カピステン筋注を静脈内投与してもよいですか?
用法及び用量どおり、殿部筋肉内に注射をお願いいたします。
カピステン筋注の投与経路は、筋注のみであり、静脈内投与した場合の有効性及び安全性は、確認されておりません。参考資料:
添付文書
〔2021年3月改訂〕-
Q3.カピステン筋注を保存する際の注意点を教えてください。
カピステン筋注は、光により白濁するので、外箱開封後、アンプルは内箱(遮光ケース)に入れた状態で保存してください。
なお、白濁が認められた場合は使用しないでください。カピステン筋注の、光に対する安定性は以下のとおりです。
カピステン筋注(未包装、淡褐色透明ガラスアンプル入り)を、室内散乱光下(照度約2000Lux)に4週間放置したところ、6時間までは変化がみられませんでしたが、12時間後にケトプロフェンの光分解物である3-エチルベンゾフェノンが、わずかに検出されました。
1週間後には、外観において白濁沈殿がみられ、さきの光分解物の他に3-アセチルベンゾフェノン、3-(1-ヒドロキシ)エチルベンゾフェノンが、わずかに検出されました。
4週間後には、外観において、白濁沈殿に加え、黄色の油状物質がみられ、含量が低下しました。
一方、最終包装形態(紙器入り、淡褐色ガラスアンプル入り)では、室温で36ヶ月間放置しても、変化は認められませんでした。参考資料:
添付文書
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〔2021年3月改訂〕